これからの季節、気温湿度があがってくると心配になるのがカビですよね。
ここでは、ちょっとした油断からテントにカビを発生させてしまい
思わぬ大出費となってしまった我が家の体験談をご紹介します。
これからキャンプをされる方やテントにカビが生えてしまって
対処に迷っている方の参考になれば嬉しいです。
長文になるので、経緯など興味のない方は目次から知りたい情報へ飛んでくださいね。
テントにカビが発生するまで
キャンプ2日目、午前中はサイトが日陰で気温も低く、朝露でテントがかなり濡れていました。
あいにく濡れたテントを乾かしてくれるような風も吹いておらず(ほぼ無風)
タオル4枚で拭いては絞ってを繰り返しできる限り水気を拭いました。
そうこうしている内にチェックアウトの時間が迫っていたので最後はテントの状態もよく確認せず慌てて撤収しました。
少し気にはなったものの、秋の涼しい季節だったし、近いうちにまたキャンプに行く予定もあったので少しくらい大丈夫だろうとこの時は軽く考えていました。
ところが、次に予定していたキャンプが急遽行けなくなり、その後なんだかんだでキャンプに行けたのが1ヶ月以上も経ったころ。
テントも改めて乾燥させることもできないまま。
さすがに日が経ちすぎてしまったかも…
とキャンプ場で恐る恐るテント内を確認。
ガーーーーーンllll
やってしまった…
薄っすらではあるものの数カ所にカビが生えていました…。
本当にショックで、どうしたらいいのかすぐにネットで調べてみました。
ここから、私が調べてわかった事や実際に行った内容を紹介していきますね。
カビ取り剤を使って自分で除去できる?
検索してはじめに見つけたのが、カビ取り剤を使って自分で除去する方法でした。
多くの人が使っていた液剤は「カビホワイト」というもの。
口コミには以下のような内容がありました。
「液剤を使って、綺麗にカビが取れた!」
「強力な液剤を使って何とかマシになったけどテントに色むらができてしまった」
「カビは取れたけど、生地がボロボロになって破けた」
カビ取り剤での除去については注意事項として以下の内容がありました。
・生地に施されているコーティングが剥がれる恐れがある
・生地を傷める可能性有り
液剤とテントの素材の相性もあるので最後は自己判断でやるしかないようでした。
生地を傷めるかもしれないと思うと、試すにも少し勇気がいりますね。
カビ取り剤はまた改めて考えるとして、キャンプ中今すぐ何か対処できないかとさらに検索したところエタノールの消毒液でカビを取る方法を見つけました。
ちょうど持参していた消毒液がエタノール系のものだったので早速吹きかけてみたところ、何も変化は無くカビは全然取れませんでした。
再度よく調べてみると消毒用エタノールは
「カビを殺菌はできるが、カビによる着色汚れを取る効果はない」
「テントの素材によっては使用しない方がいいものもある」
汚れは取れなくてもカビを殺菌できるなら気休めにでもやっておこうと目立つ箇所を中心にエタノールをスプレーしました。
テントが傷んでもいけないので、やり過ぎない程度に軽く吹きかけました。
これによるテントのダメージ等はとくにありませんでした。
テント専門のクリーニング業者に依頼する
最終的に我が家が選んだ対処法は”クリーニング専門店に頼む“でした。
今回は「テントクリーニング.com」さんに依頼しました。
他にも創業60年以上の老舗クリーニング屋 ヤマトヤクリーニングさんでもテントクリーニングを依頼できます。
各メーカーのテント毎に基本料金も設定してくれており、施術前に料金が確定されるので安心して利用できます。特に大型テントなど、これからクリーニングを予定している方にはおすすめの業者さんです!
テントクリーニング.comさんの手続きの流れは以下の通りです。
クリーニング注文の手続きと流れ
- テントクリーニング.comのサイトから会員登録をする。
- マイページからサービスを選択する
- お届け日の選択
- コース選択
- オプション選択(匠撥水・UVカット加工・花粉防止加工・カビ防止加工・黒カビ落とし(免責)・煤(すす)落とし・樹液落とし(免責)・サビ落とし(免責)・臭いベタつき軽減・汗抜き加工(寝袋))
- 商品名を記入
- 要望を記入
- 注意・免責事項を確認同意して注文
- テントを発送する(ヤマト運輸の着払いで)
- 到着日と料金が記載された受付メールが届く
※ここでの料金は見積もりではないので見積もりが必要な場合は、事前に問い合わせが必要 - クリーニング工程
- 通常1週間〜10日程度で届けられる
クリーニング代+オプションの見積もりについて
クリーニング 19,360円
加工料 9,680円 ※加工…撥水加工、UVカット加工、花粉防止加工など
黒カビ落とし クリーニング代金の50%~150%
煤落とし クリーニング代金の50%~150%
樹液落とし クリーニング代金の50%~150%
ランドロックの場合、クリーニング代19,360円+オプション料は最低でも9,360円。
もしマックス料金の150%かかったとしたらオプション料だけで29,040円にもなります!
オプション料金は50%〜150%とかなり差があるので、どういう基準で決まるのか知りたくて事前に問い合わせてみました。
オプション料金の目安を知りたいのですが。汚れ具合や面積で料金が変わるのでしょうか?
個々の状態で基準は変わるので、見積もりはテントの状態をこちらで確認してからになります
とのことで、とりあえずテントを送ることにしました。
後日送られてきた見積もりメールの抜粋がこちら↓
ーーーーー省略ーーーーーーーー
以下お見積もりでございます。
クリーニング代:19,360円
黒カビ落とし加工代:9,680円〜29,040円
ーーーーー省略ーーーーーーーー
(※実際は税抜表示でしたがここでは分かりやすくするため税込表示にしています。)
ん?(@_@)
これってHPに載ってる情報と同じじゃない?
ということで、再度メールで確認。
そちらでテントの状態を確認できたら正確な見積もりを出してもらえると思ってテントを送ったのですが・・・。
ーーーーーー省略ーーーーーーーー
カビ落としは作業工程により料金が
変動致しますので、施工後に料金が
決定致します。
恐れ入りますが、ご了承下さいませ。
ーーーーーー省略ーーーーーーーー
結局テントの状態によって料金が変動する
すす落としやカビ落としのようなオプションは、
作業工程に入ってから(=注文を確定してから)
でないと詳細な見積もりは出ないということでした。
電話で問い合わせた際はそういう説明はなかったんだけどな…
料金は気になりましたが、テントは送っていたのでそのままお願いすることにしました。
テントの状態とカビ取りにかかった合計金額
結論からいうと今回のカビ落としにかかった料金はズバリ合計48,400円でした!
正直はじめにこの金額で見積もりが出ていたら断念していたかもと思いました。(当時はテントクリーニングの相場も知らなかったので)
でもすでにテントを送っていたことと、今回くらいのカビだったら最低レベルの料金でいけるんじゃないかという期待もあって、クリーニングとカビ落としをお願いしました。
因みにうちのテントの状態は以下のような感じでした。
・遠目だとあまり目立たないくらいの薄いカビ
・発生した箇所は小面積(出入口のファスナー周辺や両側面の一部分などテント全体の1割にも満たないくらい)
・インナーテントは無事だったのでクリーニングに出さなかった
<実際の流れ>
注文を確定した後、届いた受付完了のメールは次のような内容でした。
●キャンペーンでカビ防止加工(8,800円分)を無料で付けてくれる
●黒カビ落としの料金はシミ抜きをした後、金額が確定する為、受付料金が後から変更になる
●注文内容:クリーニング19,360円+特殊シミ(カビ落とし)29,040円
キャンペーンでカビ防止加工を無料で付けてくれるのは嬉しかったのですが、
黒カビ落としのオプション料はMAXの 29,040円で記載されていました。
一瞬、エッ?と思いましたがここでも作業完了後、料金は変更になると記載されているのできっと後から下がるんだろうと都合の良い様に解釈していました。
そして受付完了から7日後、届いたメールには、
作業完了のお知らせとMAX(150%)のオプション料金で計算された
まさかの合計金額48,400円の文字が‼️
え?
一瞬、時が止まりました。
この瞬間までまさかオプションに29,040円もかかるなんて思いもしなかったからです。
小さいテント買えるやん、欲しいギアもいっぱい買えるぅぅぅ!
しばらく後悔の念に駆られたのは言うまでもありません。
テントは受付完了の日から数えて11日目に無事我が家へ帰還。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
元はと言えば半乾きのテントを放ったらかしてしまった自分が悪いのですが、
今回はまさかの大出費に泣きました。
もう2度と同じ過ちはおかさないと今は猛省していますヽ( ; – ; )
因みにテントはというと無事カビも取れ綺麗になって帰ってきました!
費用は決して安くはないので少し躊躇(ちゅうちょ)してしまいますが、テントのカビはやはりプロに任せた方が安心です。
テントを傷めることなくキレイにカビも取れたので、我が家も結果的には依頼して良かったと思います。
テントクリーニングのサービスを行うクリーニング屋さんはテントクリーニング.comさん以外にもあります。
創業60年以上の老舗クリーニング屋 ヤマトヤクリーニングさん
こちらは料金が確定してから洗いの工程に入ります。
事前に料金が分かるのは安心ですね!
でもでもやはり、カビを発生させないことが一番です!
これからキャンプを始められる方は、ぜひこの失敗談を教訓にして下さい!
基本中の基本ですが
濡れたテントは放置すべからず!!
早急に完全乾燥を!!
皆様もどうかお気をつけください!